埋もれていた悲しみ

菊地留です。


人生の中で、様々な感情がわいてくる場面があります。

感情はその場面で感じたら終わり、そう思っている人も多いかもしれません。


 ですが感じる時に感じられなかった、感じることを止められた感情は、いつまでも自分の中に残っていくということがあるということ。

 その埋もれた感情が、今の自分を自分らしく生きさせてくれない一つの原因だということに気づいたのは、つい最近でした。


 特に悲しい出来事がないのに、自分の中から悲しみが溢れてきて気持ちが沈んでしまいました。

どこで感じることをやめてしまった悲しみかは、特定できません。

ですが、とにかく深く悲しいのです。

 今まで感じたことのない深い部分から出てきたもので、とても強い悲しみでした。

「ああ、自分はこんなに悲しみを閉じ込めてきたんだな」そんなことを思いながら、悲しみと共にしばらく一緒にいることにしました。

 いつもとは違う無口な私に、主人は「具合でも悪いのか?」と気遣ってくれましたが、「大丈夫」と言いながら愛想笑いも出来ない状態でした。


 この時に悲しみと一緒にいながらも、適度な距離感を保ちながら一緒にいたのはとてもよかったようです。一日ぐらいで、悲しみを感じつつ解消できたようです。


 ですが、一般的に感情が出てきた時、自分自身を感情に飲み込まれてしまうと心は安定を失い、さらに感情が大きくなり更に飲み込まれ、心を平常に戻すことが難しくなります。

 自分の中から出てきたものに支配されてしまうわけです。


 出てくるものは、その場で感じてクリアにすることはとても大切です。

溜め込まず、埋もれさせないのが自分らしさには必要ですね。


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本当の自分と繋がる道案内人 菊地 留(りゅう)

「これから私はどう生きるの?」 体や役割の変化によって、 揺らぎと不安やモヤモヤが押し寄せる。 何か分からないけど探し続けてきた。 私がやらなきゃって頑張ってきた。 心の重荷にサヨナラして、 楽しく自分らしくいきませんか?