しゃもじからの教え。

菊地留です。

 昨日20年以上ぶりに、「しゃもじ」を買いました。

はい、ご飯をよそう「しゃもじ」です。

 かなり使い倒した我が家のしゃもじ。そろそろ引退させたいと思いながら、使えない訳でもないし…と、20年以上の年月、私のお茶碗にご飯を運んでくれました。

 長年お付き合い頂いたしゃもじの代わりを買うってかなりのプレッシャーで、駅前の生活雑貨の店に並ぶ5種類程のニューしゃもじを前に、私は30分立って悩みました。

 そして、あるしゃもじをレジに連れて行き、新しい我が家のしゃもじとして購入しました。

 家に帰り、長年勤めてくれたしゃもじと並べると、真っ白でフレッシュさに溢れ、いままでのしゃもじは、命からがら頑張ってくれていたんだと分かりました。

 しかしながら、まだ慣れないしゃもじを握った時の感触や、炊飯器の中に放置したりせずに、丁寧に机の上に置いてみたり、どう接触すればいいのか分からない感じでした。

 たかがしゃもじですが、私の中の小さな当たり前が変化するという事が、こんなにもムズムズと落ち着かないものなのかと、驚きました。

 だから自分の心や考え方、行動を変えるというのは、もっと刺激が強いんだろうと実感しました。

 少しずつ、慣らしながら進んでいくのが確実に変化していくのだろうと、納得したのでした。

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本当の自分と繋がる道案内人 菊地 留(りゅう)

「これから私はどう生きるの?」 体や役割の変化によって、 揺らぎと不安やモヤモヤが押し寄せる。 何か分からないけど探し続けてきた。 私がやらなきゃって頑張ってきた。 心の重荷にサヨナラして、 楽しく自分らしくいきませんか?