孤独である、自分である事。

菊地留です。

 先日92歳のヨガ仲間と、ランチに行きました。

 お誘いしても、行ける体調なのかが、約束の日が近くならないと分からないというお年頃。

 二人でランチに行くのは久しぶりでした。
 もう15年以上のお付き合い。

 2年ほど前に先生が亡くなり、生徒の一人であった人が今は先生。
皆んなの前では言えないあんな話、こんな話。
 「食欲が最近ないの」と言いながら、カニクリームコロッケ二つ、ペロッと食べ、「今日は特別だから」と赤のグラスワインを半分飲んで、楽しくおしゃべりしてました。
 そんな姿を見て、私はいつも生きる力をもらうのです。

 「いつも身体の事より、行きたい!っていう気持ちに従って行っちゃうの」なんて92歳の人に言われたら、「私負けてるわ」って反省。

 そんな彼女がふと「でも、孤独ですよ」とぽつり。
 その言葉に含まれたいろんな思いに、一瞬何も言えなかった。

 人生100年!なんて、無責任な事を言う。

 長く生きると言う事は、いろんなことが降りかかり、時が見せる残酷さをただひたすらに受け止める連続。
 心がズタボロになりそうになるのを、少しの当て布で命が溢れない様に守ること、何度経験されたんだろう。

 私は彼女に会うたび生きる姿勢を正す。
出会った事は、何にも変えがたい宝。

人と人との出会いは、様々な宝を生み出す。
 孤独を受け入れる生き方をすると決めた人は美しい。
私もそうありたい。

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本当の自分と繋がる道案内人 菊地 留(りゅう)

「これから私はどう生きるの?」 体や役割の変化によって、 揺らぎと不安やモヤモヤが押し寄せる。 何か分からないけど探し続けてきた。 私がやらなきゃって頑張ってきた。 心の重荷にサヨナラして、 楽しく自分らしくいきませんか?